【譲れない条件】の記事で、自分軸の核となる「3つの理想」を明確にしました。
しかし、それだけでは婚活はうまくいきません。
完璧な人間が存在しないように、あなたの理想をすべて満たす完璧なお相手も存在しないからです。
3年間の婚活で私が痛感したのは、理想を追い求めるあまり「検索条件を厳しくしすぎて、自ら出会いのチャンスを潰している」という現実でした。
大切なのは、「譲れない条件」以外の要素に対して、どこまでなら受け入れられるかという現実的な「許容ライン」を引くことです。
今回は、決して「妥協」ではなく、あなたに合う人を見逃さないための戦略的な許容範囲の作り方を解説します。
1. なぜ「許容ライン」が必要なのか?(既存記事との違い)
まず、既存の「譲れない条件」の記事との違いを明確にしておきましょう。
譲れない条件(理想): あなたが幸せな結婚生活を送るために、絶対に確保したいポジティブな要素。「これがあれば幸せ」という核。
許容ライン(現実): 譲れない条件以外の要素で、完璧ではないが受け入れられる範囲。「ここまでならOK」という境界線。
多くの男性は「譲れない条件」ばかりを積み上げてしまいます。
例えば「年齢は〇歳以下」「容姿は〇〇」「共働き希望」「料理好き」……これでは、該当する女性は限りなくゼロに近づきます。
自分自身のスペックを棚に上げ、相手にばかり完璧を求める姿は、婚活市場で最も敬遠される「高望みに陥ってしまった状態」そのものです。
「譲れない条件」というアクセルと同時に、「許容ライン」という現実的なハンドル操作を身につけなければ、ゴールには辿り着けません。
2. 「許容ライン」を作る3ステップ思考法
では、具体的にどのように許容ラインを引いていけばよいのでしょうか。
感情ではなく、論理的に整理していくための3ステップを紹介します。
Step 1:絶対に受け入れられない「NG条件」を書き出す
まずはネガティブな側面からアプローチします。「生理的に無理」「生活が破綻する」レベルの条件を明確にします。
(例:金銭感覚が極端にルーズ、タバコを吸う、特定の宗教活動に熱心すぎる、など)
これらは「許容してはいけないライン」です。ここを明確にすることで、無駄なマッチングを防ぎます。
Step 2:「できれば避けたいが、条件次第では目をつぶれる」グレーゾーンを洗い出す
次に、多くの人が「高望み」の原因にしてしまう要素を挙げます。
(例:年齢が自分より上、住んでいる場所が少し遠い、体型が少しぽっちゃりしている、など)
これらは「絶対にNGではないが、積極的に望むわけではない」というグレーゾーンです。ここが許容ラインの設定対象になります。
Step 3:グレーゾーンに「交換条件」を設定する
ここが最も重要です。グレーゾーンの要素に対して、「もし〇〇なら、受け入れてもいい」という交換条件を考えます。
「年齢が自分より上でも、その分、精神的に自立していて甘えられる関係ならOK」
「住む場所が遠くても、中間地点で会うことに協力的で、フットワークが軽い人ならOK」
「少しぽっちゃりしていても、愛嬌があって一緒にいて楽しい人ならOK」
このように、「マイナス要素を補って余りあるプラス要素(譲れない条件に関わる部分)」とセットで考えることで、自分で納得できる許容ラインが引けるようになります。
3. 【私の失敗談】痛い目を見て気づいた「年齢」の許容
恥ずかしながら、活動初期の私は「年下女性」ばかりを検索していました。
自分は棚に上げ、若い女性にしか価値を感じていなかったのです。
当然、マッチングはしません。たまにマッチングしても、話題が合わず、相手にされている感覚もありませんでした。
行き詰まった私は、渋々ながら年齢の許容ラインを「同年代~3歳上まで」に広げてみました。
すると、驚くほど会話のテンポが合い、精神的に楽な相手と出会えるようになったのです。
現在のパートナーも同年代です。
「若さ」という分かりやすい条件に執着し、目の前にいる相性の良い人を見逃していたことに気づかされた経験でした。
4. まとめ:許容とは「相手の欠点を愛する準備」である
許容ラインを広げることは、決して「妥協してレベルの低い相手を選ぶ」ことではありません。
「完璧な人間はいないのだから、お互いの不完全さを認め合おう」という、大人の成熟した態度の現れです。
自分のスペックと市場価値を冷静に見つめ直し、高望みという名の「夢」から覚めること。
【メンタル管理】でも触れた、現実を受け入れる強さがここでも必要になります。
「譲れない条件」をしっかりと決めた上で、「許容ライン」も同時に設定してお相手を見極めていく。
そのバランス感覚こそが、あなたを幸せな結婚へと導く羅針盤になるはずです。

