プロフィール文をしっかり書いたはずなのに、なぜかマッチングが増えない。
そんな行き詰まりを感じていませんか?
筆者も30代後半で婚活アプリを始めた当初は、真面目に書いたつもりの自己紹介が全く読まれず、足あとも「いいね」もゼロ。
けれど、“相手目線”で文章を作り直しただけで、「会ってみたい」と言われる機会が増えました。
この記事では、アラフォー世代の筆者が実際に試して効果があった、温度のあるプロフィール改善法を具体例とともに解説します。
読まれない現実に直面した日
婚活アプリを始めた頃、私は「とりあえず自己紹介を書いておけば何とかなる」と考えていました。
仕事や趣味、性格について丁寧に書き、「真剣さ」は伝わるだろうと信じていたのです。
ところが数日経っても反応はゼロ。足あとがつくのは数日に1人、しかもほとんどが広告や業者と思しきアカウント。
「なぜ誰にも読まれないんだろう…」と改めて自分の文章を読み返したとき、ハッとしました。
そこにあったのは、
- 長くて読みづらい
- 個性が伝わらない
- 相手の景色がまったく描かれていない
という三重苦の文章。誠実さだけでは足りない、“読む人の負担”に気づかない自己満足の文章だったのです。
読み飛ばされるプロフィールにありがちな3つの落とし穴
私が改善前に陥っていたのは、次の3つのパターンです。
① テンプレ感が強く、誰の記憶にも残らない
「アウトドアが好きです」「真剣な出会いを探しています」
よく見かけるこの手の文は、一見まじめで悪くないのですが、他の人とほぼ同じため記憶に残りません。
改善のヒント
- 固有名詞と頻度を入れる(例:「高尾山で季節の景色を楽しむのが月1の習慣」)
- 行動の理由を添える(例:「自然の中だと、会話がゆっくり進むのが心地よいから」)
② 長くて抽象的、読むのがしんどい
「優しいと言われます」「落ち着いたタイプです」だけではぼんやりし、読む人は疲れます。
改善のヒント
- 2〜3行ごとに改行
- 抽象語+具体的な事実(例:「話を遮らないので、会議で議事録係を任されることが多い」)
③ 自分語りばかりで、相手の景色が出てこない
趣味や性格を延々と並べても、それは“履歴”であって“招待状”ではありません。
改善のヒント
- 「出会いたい人」より「一緒に◯◯したい」へ置き換える
- 相手が安心できる一文を入れる(例:「初回は昼間にカフェなど、無理のない時間から」)
“会ってみたい”に変える3つの改善ステップ
1)冒頭3行で生活感と温度を見せる
スクロールされる前に興味を持たれるには、最初の3行が勝負どころです。
例文
41歳・都内で営業をしています。
休日は商店街のパン屋や古書店をふらっと巡るのが楽しみ。
気負わず笑える時間を、一緒に増やせたら嬉しいです。
2)過去→現在→未来の小さな物語にする
羅列ではなく時間の流れで構成すると、読み手は人柄を自然に感じ取れます。
例文
30代は仕事中心で、休日は“回復だけ”の日々でした。
今は近くの公園や温泉で短時間でも満ちる過ごし方を工夫中。
ご一緒できたら、季節ごとに小さな旅を重ねたいです。
3)相手のメリットを自然に織り込む
自己紹介を「あなたとならこんな時間が過ごせる」に変換します。
例文
映画は月2本くらい。
観たあとは美味しいケーキを食べながら感想を語り合える方だと嬉しいです。
プロフィール改善後に訪れた変化
文章を“相手目線”に整えてからの1ヶ月で、数字もやり取りの質も見違えるほど変わりました。
足あと数の急増
改善前は1日1〜2件、多い日で3件ほど。
それが改善後は毎日10件以上、週末は15件を超える日もありました。
これは、冒頭3行に人物像や生活感を凝縮したことで、一覧画面からのクリック率が上がった結果だと感じます。
「いいね」の獲得ペースが加速
改善前は1ヶ月でゼロ〜1件程度だった「いいね」が、改善後は1週間で7件に。
しかも、そのうち4件はメッセージ交換へ進みました。
これは、「一緒に過ごす情景」が浮かぶ文章になったことで、読んだ瞬間にアプローチしやすくなったからだと思います。
会話が自然に続くようになった
以前は、マッチングしてもメッセージが2〜3通で途切れることが多かったのですが、改善後は5往復以上続くケースが6割を超えました。
理由は明確で、プロフィール内に「会話のきっかけ」が散りばめられているからです。
例えば、「商店街のパン屋巡り」や「古書店探し」を書いておくと、
「私もパン好きです!どこのお店が一番お気に入りですか?」
「古本屋いいですね、どんなジャンルを探すんですか?」
と自然に質問が生まれます。
会えた相手が語った“選んだ理由”
実際に会った女性数名に「なぜ私を選んだのか?」と聞いてみたところ、答えは驚くほど似ていました。
- 「文章から無理のないペース感が伝わった」
- 「一緒にいる時間のイメージが湧いた」
- 「条件より人柄の温度を感じた」
これはまさに、改善時に意識した
- 冒頭3行で輪郭を見せる
- 過去→現在→未来の流れを作る
- 相手のメリットを文章に入れる
という3つの軸が機能していた証拠です。
今すぐできる自己診断チェックリスト
あなたのプロフィールが「読まれる」状態かどうかを、次の9項目で確認してみましょう。
- 冒頭3行に結論・特徴・理由が入っているか
- 固有名詞と頻度で生活感が出ているか
- 1ブロックが2〜3行で改行されているか
- 抽象語には具体的な事実が添えられているか
- 否定語ではなく、共有したい未来を描いているか
- 相手のメリットを自然に盛り込めているか
- 会話のきっかけになる要素が2つ以上あるか
- 時間・場所・行動が具体的に書かれているか
- 文末に感情の温度が感じられるか
1つでも「できていない」と感じたら、そこが改善ポイントです。プロフィールは書き直すたびに反応が変わります。
まとめ|プロフィールは“未来への招待状”
婚活アプリでは、プロフィールがあなたの魅力を届ける入口です。
条件や外見だけではなく、「この人と過ごしたら楽しそう」「自分の時間が心地よくなりそう」と思わせる文章こそが、出会いを引き寄せます。
筆者も、最初はまったく読まれず、マッチングゼロの日々からスタートしました。
しかし、文章を「相手の景色が見える形」に変えることで、「会ってみたい」という声をもらえるようになりました。
今日からできるのは、
- 冒頭3行の改善
- 小さな物語の流れを作る
- 相手のメリットを自然に伝える
これら3つです。
あなたの言葉が、まだ見ぬ誰かの心を動かすきっかけになります。