「顔に自信がないから、写真は適当でいいや」
もしあなたがそう思っているなら、今すぐその考えを捨ててください。厳しい現実をお伝えしますが、マッチングアプリという戦場において、写真は情報の9割を占めます。女性は検索結果に並ぶ無数の男性の中から、コンマ数秒で「アリかナシか」を判断しています。そこで指を止めてもらえなければ、あなたの存在はこの世にいないのと同じなのです。
かつての私も、自分の容姿に強いコンプレックスを持っていました。37歳で婚活を始めた頃の私の写真は、薄暗い自室で撮った無表情な自撮りや、住宅業界の仕事中に同僚がふざけて撮った、お疲れモード全開の一枚でした。結果は惨敗。1ヶ月「いいね」がゼロという、心が折れるような日々を過ごしました。
しかし、3年間にわたるPDCA(計画・実行・評価・改善)を繰り返す中で、私はある確信を得ました。それは、「イケメンである必要はない。しかし、選ばれるための『パッケージング』には明確な正解がある」ということです。今回は、私が39歳で今の妻と出会うきっかけとなった、マッチング率を5倍に跳ね上げる写真術のすべてを公開します。
1. なぜ「自撮り」は即死するのか?女性心理から紐解くNG理由
まず大前提として、大人の男性の「自撮り」は、婚活において「百害あって一利なし」です。なぜ、これほどまでに自撮りが嫌われるのか。そこには明確な理由が3つあります。
① 「友達がいない=社会性への不安」を感じさせる
女性は写真から、その人の「背景」を読み取ります。自撮りばかりのプロフィールを見ると、「この人は普段、誰かに写真を撮ってもらうような機会がないのだろうか?」「友達が一人もいないのではないか?」という不安を抱かせます。これは「社会性の欠如」という、結婚相手としては致命的なマイナス評価に直結します。
② 「ナルシスト」または「痛いおじさん」に見える
洗面所の鏡越しにキメ顔をしたり、下からのアングルでドヤ顔をしたりする写真は、30代後半以降の男性がやると非常に「痛い」印象を与えます。自分をかっこよく見せようという必死さが透けて見えると、女性は一気に冷めてしまいます。私たちが目指すべきは「かっこいい自分」ではなく、「一緒にいて安心できそうな、清潔感のある男性」です。
③ 単純に「写りが悪い」
自撮りはどうしてもレンズとの距離が近くなるため、顔が歪んだり、表情が硬くなったりしがちです。また、背景に生活感あふれるカーテンや散らかった部屋が写り込むことで、一瞬にして「不潔」「だらしない」というレッテルを貼られます。前回の記事でお伝えしたユニクロでの外見戦略をどれだけ完璧にこなしても、写真がこれではすべてが台無しです。
2. 目指すべきは「他撮り風」の自然な一枚
では、どんな写真が良いのか。答えはシンプルです。「休日に友人や同僚と出かけ、楽しく過ごしている時に、ふとした瞬間に撮られた写真」——。いわゆる**「他撮り」**です。
「そんな写真を撮ってくれる友達なんていないよ」という声が聞こえてきそうですね。安心してください、私もそうでした。多忙な住宅業界で働き、週末は疲れ果てて一人で過ごすことが多かった私に、お洒落なカフェで写真を撮り合うような友人はいませんでした。そこで私が3年間の試行錯誤の末に生み出したのが、**「一人で撮る他撮り風自撮り術」**です。
3. 【完全解説】他撮り風自撮りを成功させる5つのステップ
この手法をマスターすれば、プロのカメラマンに頼まなくても、あるいは友人に恥を忍んで頼まなくても、スマホ一つで最高の一枚が手に入ります。
ステップ1:道具を揃える(投資額わずか1,000円)
まずは、100円ショップやAmazonで売っている「スマホ用三脚」を手に入れてください。Bluetoothのリモコンシャッターがついているタイプが理想的です。これがあるだけで、カメラを自分から2〜3メートル離すことができ、自撮り特有の「圧迫感」を消すことが可能になります。
ステップ2:場所と時間を選ぶ
場所は「自然光」が入る屋外か、明るいカフェのテラス席がベストです。室内の蛍光灯の下では、肌の色が悪く見え、老けた印象を与えてしまいます。時間は午前中から14時くらいまでの、光が柔らかい時間帯を狙いましょう。
おすすめのスポットは、公園のベンチや、少し洒落たレンガ壁の前です。人が少ない時間帯を狙えば、三脚を立てていても恥ずかしくありません。私はよく、早朝の公園で一人「撮影大会」を開催していました。これも一つの「戦略(リテラシー)」です。
ステップ3:服装と身だしなみ(基本はユニクロ)
ここで、前回の「外見戦略」が活きてきます。この記事で紹介したネイビーの感動ジャケットと白シャツを着用してください。このセットアップは、写真越しでも「清潔感」と「誠実さ」を強烈に発信してくれます。髪型も、美容室で整えた直後の状態で撮影に臨みましょう。
ステップ4:動画で撮って「切り出す」
ここが最大のテクニックです。タイマーで写真を撮ると、どうしても「さあ、撮るぞ!」と構えてしまい、表情がガチガチになります。そうではなく、**三脚を立てて「動画」を回し続けてください。**
動画を回しながら、ゆっくり歩いてみたり、ふと横を向いて笑ってみたり、コーヒーを飲むフリをしてみたりしてください。1分ほど撮影すれば、その中に必ず「奇跡の一瞬」があります。その一コマをスクリーンショットで切り出すことで、驚くほど自然な「他撮り風」写真が完成します。
ステップ5:視線は外す
カメラを直視すると、どうしても威圧感が出たり、必死さが伝わったりします。おすすめは、少し斜め前を見たり、手元のスマホを見たりする「視線外し」です。「誰かと楽しく話している途中のワンシーン」を演出することで、女性に「この人と会ったら楽しそうだな」というポジティブな想像をさせることができます。
4. メイン写真だけでは不十分。ストーリーを伝える「サブ写真」戦略
メイン写真で指を止めてもらったら、次は「信頼」を勝ち取るステップです。多くの男性がサブ写真を適当に済ませがちですが、ここはあなたの「人となり」をアピールする絶好のチャンスです。
サブ写真1:全身がわかる写真
顔のアップだけでなく、全身のスタイルがわかる写真を1枚入れてください。これは女性に安心感を与えるためです。ここでもスマートアンクルパンツが大活躍します。足首を見せるシルエットは、写真でもスタイルを良く見せてくれます。
サブ写真2:趣味やライフスタイル
「趣味は読書です」と文字で書くより、お洒落なカフェで本を置いている写真1枚の方が、説得力があります。私の場合は、住宅業界にいることもあり、素敵な建物の写真や、美味しそうな食事の写真を載せていました。これらは後のメッセージのやり取りの「ネタ」にもなります。
サブ写真3:ギャップを見せる(ペットや笑顔)
メインがジャケット姿でキリッとしているなら、サブではパーカーなどのカジュアルな格好で、思い切り笑っている写真を載せましょう。この「ギャップ」が、女性の心理的ハードルを下げ、「話しやすそうな人」という印象を決定づけます。
5. 加工は「バレない程度」がリテラシー
「写真は多少加工してもいいのか?」という質問をよく受けます。答えは「Yes」です。ただし、**「実物と会った時にガッカリされない範囲内」**であることが絶対条件です。
私が3年間のPDCAで辿り着いた加工のルールは以下の通りです。
- 明るさを上げる: 全体的に少し明るくするだけで、清潔感が5割増しになります。
- 肌のトーンを整える: シミやクマをうっすら消す程度ならOK。陶器のようなツルツル肌にするのはNGです。
- 輪郭はいじらない: 輪郭や目の大きさを変えると、会った瞬間に「嘘つき」だと思われ、2回目はありません。
加工はあくまで「写真のクオリティを上げるため」であり、「自分を偽るため」ではない。この境界線を守ることこそが、大人のリテラシーです。
6. 結論:写真は「運」ではなく「技術」で突破できる
「自分はイケメンじゃないからマッチングしない」——。かつての私もそう思い、諦めかけていました。しかし、37歳からの3年間、写真を一つ変えるたびに反応が変わるのを肌で感じてきました。写真は、生まれ持った容姿の良し悪しを競うものではありません。どれだけ「相手に安心感と清潔感を与え、会いたいと思わせるか」という**マーケティングの技術**なのです。
今すぐ、スマホのアルバムにある自撮り写真を削除してください。そして、次の休日に100円の三脚を持って、近所の公園へ出かけてみましょう。そこから、あなたの40歳での成婚に向けた物語が、本当の意味で動き出します。
写真が用意できたら、次は「選ばれる自己紹介文」の作成です。パッケージを完璧にするための次の一歩へ進みましょう。
もっと根本的な「戦略」を復習したい方は、まずこちらのメイン記事を読み直してください。
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