37歳から婚活を始めたとき、真っ先に直面したのが「婚活アプリと結婚相談所、どちらが自分に合っているのか?」という選択でした。
ネットで調べても、業者の比較記事や表面的なメリット・デメリットばかりで、本当に知りたかった“アラフォー経験者のリアルな声”は見つからない。
この記事では、実際にアプリと相談所を両方経験した筆者が、メリット・デメリット・判断基準を具体例とともに解説します。迷いを減らし、後悔しない婚活スタートを切りたい方に最適な内容です。
婚活アプリと結婚相談所、なぜアラフォーは迷うのか?
アラフォー婚活の最初の壁は、「出会いの場をどこにするか」です。
婚活アプリは手軽で費用も抑えられる一方、若い世代向けの印象が強く、40歳前後だと不利になるという声も多い。
一方の結婚相談所は、短期間で成婚を目指せる仕組みが整っているものの、費用が高く、堅苦しいイメージを持つ人も少なくありません。
情報が溢れる今の時代、「マッチングアプリで結婚できた!」という成功談もあれば、「40代は相談所じゃないと厳しい」という意見もある。
真逆の意見に触れるたびに、何を信じればいいのかわからなくなってしまうのです。
私がたどり着いた答えは、「自分の状況・性格・本気度に合わせて選ぶこと」。
ここからは、私自身の体験を交えて、両者のリアルを詳しく掘り下げます。
婚活アプリのリアル|“始めやすさ”と“壁”は紙一重
私が最初に選んだのは婚活アプリでした。
理由はシンプルで、「今すぐ始められる」からです。
スマホから数分で登録でき、月額費用も数千円程度。最初の画面には条件に合う異性が並び、「これなら意外と早く出会えるかも」と期待が膨らみました。
しかし、実際に活動を始めると、手軽さの裏にある“壁”にも直面します。
メリット1:圧倒的な出会いの母数
アプリ最大の強みは、出会える人数の多さです。
都市部はもちろん、地方在住でも同年代・異性とつながれる可能性があります。仕事や家事のスキマ時間に活動できるため、多忙なアラフォーにも適しています。
メリット2:柔軟なコミュニケーション
まずはメッセージから始まるため、直接会うより心理的負担が少ない。
複数人と同時進行でやり取りできるため、自分のペースで婚活を進められるのも魅力です。
デメリット1:年齢フィルターの壁
37歳当時の私が最も感じたのは、「年齢による見えない壁」でした。
特に20〜30代前半の女性は、条件検索で年齢上限を設定しているケースも多く、プロフィールを見てもらう段階で不利になります。
デメリット2:真剣度のばらつき
プロフィールに「結婚を前提」と書いてあっても、実際には恋人探しや軽い出会い目的の人も多いのが現実。
真剣な婚活を望むアラフォーにとって、時間を消耗する要因になりかねません。
結婚相談所のリアル|本気度と安心感が魅力
婚活アプリでの活動に限界を感じた私は、結婚相談所に興味を持ちました。
「料金が高い」「堅苦しそう」という印象が先にありましたが、調べるうちに“本気度の高い人しかいない”という点が魅力に映り、資料請求から入会へと進みました。
実際に活動してみると、結婚相談所は「短期成婚を目指す仕組み」が整った場所だと実感します。
メリット1:結婚目的の人だけが集まる
会員は独身証明書や年収証明などを提出しており、プロフィールの信頼性は抜群。
「この人、本当に独身?」という不安がゼロになるだけでも、精神的な負担が軽くなります。
メリット2:プロの伴走サポート
専任の仲人やアドバイザーが付き、プロフィール作成やお見合いセッティング、デート後のフォローまでサポート。
客観的なアドバイスが入ることで、自分だけでは気づけない改善点にも出会えます。
デメリット1:高額な費用
入会金・月会費・お見合い料・成婚料を合計すると、数十万円単位の投資になります。
「この金額を払ってでも結婚したい」という覚悟が必要です。
デメリット2:条件重視の落とし穴
相談所は条件検索が便利ですが、条件だけで判断すると相性が合わず進展しないケースも。
柔軟な視点を持たないと、出会いのチャンスを逃す可能性があります。
自分に合った選び方を見極める|判断基準はこの3つ
婚活アプリと結婚相談所、どちらを選ぶべきかは、結局のところ「今の自分」によって変わります。
私自身が活動して見えてきた判断基準は、次の3つです。
1. 婚活にかけられる時間はどれくらいあるか?
「1〜2年かけてじっくり探す」なら、費用負担の少ないアプリで十分です。
逆に「1年以内に結婚したい」なら、相談所の短期成婚プランやサポート体制を活用する方が効率的でした。
2. 自分で戦略を立てて動けるタイプか?
アプリは完全に自己管理型。試行錯誤や改善を自分で回せる人に向いています。
一方、方向性が定まらず迷子になりやすい人には、相談所の第三者目線アドバイスが有効です。
3. 費用に見合う覚悟があるか?
相談所の費用は高額ですが、それが「本気度のフィルター」になっているのも事実。
支払った費用を「自分の未来への投資」と考えられる人は、活動中のモチベーションも高く保てます。
体験談から導いた結論|正解は「どちらも試してみる」だった
私の場合、最初は婚活アプリで活動を始め、途中から結婚相談所にも登録しました。
両方を経験したからこそ、アプリの気軽さと相談所の本気度、それぞれの特性を理解し、自分の婚活戦略を組み立てられたと思っています。
最終的な出会いはアプリ経由でしたが、その背景には相談所で学んだ「自己分析」や「婚活の土台作り」がありました。
この経験から断言できるのは、「どちらが正しい」ではなく、「どちらが今の自分に合っているか」を基準に選ぶべきということです。
要点箇条書き
- 出会いの母数を重視するなら婚活アプリ、短期成婚を目指すなら結婚相談所
- アプリは自己管理型、相談所は伴走型。性格や行動パターンに合わせて選ぶ
- 相談所は費用が高い分、本気度の高い人が集まる
- 迷うなら両方を経験し、自分に合った戦略を組み立てるのも有効
まとめ
アラフォーの婚活は、「出会いの数」よりも「質」と「方向性」が重要です。
婚活アプリも結婚相談所も、それぞれに強みと弱みがあり、向いている人とそうでない人がいます。
大切なのは、「どちらが正しいか」ではなく、「どちらが今の自分に合っているか」。
この視点を持てば、迷いは減り、行動スピードも上がります。
今日からできる第一歩として、まずは自分の婚活に使える時間・性格・予算を整理してみてください。
その上で選んだ方法こそが、あなたにとっての最短ルートになります。