37歳から婚活を始めた僕は、いくつかの婚活アプリを実際に使ってきました。特に感じたのは、男女の課金設計がそのまま“真剣度の差”につながっているという点です。この記事では、僕が体験したPairs(ペアーズ)・Omiai(オミアイ)・ゼクシィ縁結び の3つを、2025年8月現在の正確な料金と実体験をもとにレビューします。これから婚活アプリを選ぶアラフォー世代にとって、参考になる内容です。
婚活アプリを選ぶ前に知っておきたいこと
婚活アプリは「似たような料金・似たような機能」に見えますが、実際には 男女の料金設定と仕様の違い が、活動の雰囲気や真剣度に大きく影響します。
- 男性有料・女性無料 → 女性は気軽に使いやすいが、温度感の幅が広がりやすい
- 男女同額 → 双方に金銭的コミットがあるため、真剣度が高まりやすい
この構造を理解していないと、「なぜか真剣な相手に出会えない…」と感じる原因になります。
Pairs(ペアーズ)
主な利用層と雰囲気
ペアーズは国内最大級のマッチングアプリで、累計登録者数は2,000万人以上。
僕が使った感覚としては、20代後半〜30代前半の利用者が多く、「まずは恋人探しから」という雰囲気が強い印象でした。
ただし40代の登録者も一定数はおり、特に地方では「まずはペアーズから」という方も多いのが実情です。
料金と男女差が生む“温度差”
- 男性:月額4,100円〜(Web決済の場合)
- 女性:基本無料
女性が無料で利用できるため、「真剣度が高い人」もいれば「とりあえず登録してみただけ」の人も混ざります。
僕自身、最初は簡単にマッチングできた一方で、やり取りが途中で途切れるケースも多発しました。
これは女性にとって「気軽に始められるアプリ」であるがゆえの特徴です。
実体験エピソード
ある30代前半の女性とマッチして、最初の数日はテンポよくやり取りが続きました。
しかし、急に既読スルーが続き、自然消滅。後日、その女性のプロフィールが消えていて、「退会=やっぱりまだ本気じゃなかった」というパターンだと気づきました。
こんな人におすすめ
- 出会いの母数を最大限に確保したい人
- まずは「婚活アプリってどんな感じか」を体験したい人
- 女性なら「複数アプリを比較したいときの入口」として
👉 ペアーズは「入口」として有効。ただし、真剣度の幅が大きいため、アラフォー世代が本気で結婚相手を探す場としてはサブ的な位置づけで考えるのが現実的です。
Omiai(オミアイ)
主な利用層と雰囲気
Omiaiは、30代後半〜40代の登録者が多く、ペアーズに比べて落ち着いた印象。
プロフィールも真面目に書き込んでいる人が目立ち、「結婚を前提とした交際」を意識している層が多いと感じました。
安心感を支える仕組み
- 本人確認が徹底していて、免許証などの公的証明によるチェック必須
- 不適切ユーザーの監視体制も強化
実際に使っていて、怪しいユーザーや業者らしきアカウントに遭遇することは少なく、安心して使えました。
実体験エピソード
僕が会った40代前半の女性は「結婚相談所と併用してます」と話していました。
実際、Omiaiではこうした「本気度の高い人が並行利用している」ケースが多い印象です。
会話の中で「1年以内には結婚したい」という具体的なタイムラインを持っている方が多く、真剣さを実感しました。
こんな人におすすめ
- 数よりも「結婚意識のある人」と出会いたい人
- 安全性を重視したい人
- 落ち着いたアラフォー層と効率よく会いたい人
👉 Omiaiは「数は少ないが質が高い」。アラフォー世代にとってはメイン軸に置きやすいアプリです。
ゼクシィ縁結び
主な利用層と雰囲気
ゼクシィ縁結びは、リクルートが運営する婚活アプリで、30代後半〜40代が中心。
「ゼクシィ=結婚情報誌」のブランド力もあり、他のアプリよりも最初から“結婚前提”の利用者が多いのが特徴です。
男女同額料金が生む効果
- 男女ともに:月額4,378円〜
- 無料で使えるのは初回メッセージまで
つまり、女性もお金を払って使うアプリ。
この「金銭的コミット」が、活動の真剣度をぐっと引き上げています。
実際に会ってみても、プロフィールに「〇年以内に結婚したい」と具体的に書いている人が多く、会話の進み方もスムーズでした。
実体験エピソード
僕が会った40代の女性は、自己紹介文に「1年以内に結婚を目標にしています」と明記していて、実際に会話の中でも「お互いの生活リズム」「家族観」といった結婚後を見据えた話が自然に出てきました。
他のアプリでは「とりあえず会ってから考える」という人も多いですが、ゼクシィ縁結びはスタートから温度感が高いのを実感しました。
注意点
- 会員数はペアーズより少ない
- 写真に力を入れていない人も多く、「プロフィールの見せ方」で損をしているケースあり
こんな人におすすめ
- 男女ともに「短期間で結婚につなげたい」と思っている人
- 温度感がそろった相手と効率的に会いたい人
- 相談所ほど費用をかけたくないけど、本気度は担保したい人
👉 ゼクシィ縁結びは「アプリと相談所の中間」。アラフォー世代にとっては効率よく本命に出会える最有力候補と言えます。
3つの婚活アプリ比較
Pairs(ペアーズ)
👤 利用層:20代後半〜30代前半中心
💰 料金(男性):4,100円〜/月(Web)
💰 料金(女性):無料(基本機能)
💡 特徴:国内最大の会員数。恋活寄りも多く温度差あり
✅ メリット:母数が圧倒的、多様な相手に出会える
⚠️ デメリット:やり取りが途中で途切れやすい
🎯 おすすめ層:経験値を積みたい人、アラフォー女性のサブ利用に最適
Omiai(オミアイ)
👤 利用層:30代後半〜40代中心
💰 料金(男性):3,900円〜/月(Web)
💰 料金(女性):メッセージ無料
💡 特徴:本人確認が徹底され、安心感と結婚意識の高さが強み
✅ メリット:落ち着いた会員層、誠実なやり取りが多い
⚠️ デメリット:会員数はペアーズより少なめ
🎯 おすすめ層:真剣度・安全性を重視したいアラフォー男女
ゼクシィ縁結び
👤 利用層:30代後半〜40代中心
💰 料金(男女同額):4,378円〜/月
💡 特徴:女性も有料=本気度が高い。ゼクシィブランドの信頼感
✅ メリット:結婚前提の会員が多く、効率的に出会える
⚠️ デメリット:会員数が少なめ、写真に力を入れていない人も
🎯 おすすめ層:短期集中で結婚につなげたいアラフォー男女
アプリ比較まとめ
- ペアーズは「母数の多さ」が強みだけど、温度差が大きい。
- Omiaiは「落ち着いた会員層」と「安心感」で、結婚意識の高さが特徴。
- ゼクシィ縁結びは「男女同額の料金設計」で、短期集中型の婚活に向いている。
つまり、どのアプリが合うかは「自分が婚活で何を優先したいか」で決まるということです。
課金設計が真剣度にも直結する
婚活アプリは「男性有料/女性無料型」と「男女同額型」に分かれます。
- 男性有料/女性無料(ペアーズ・Omiai)
→ 女性は気軽に利用できるため、温度差が広がりやすい。
→ 男性からすると「数は多いが、真剣度の幅が大きい」。 - 男女同額(ゼクシィ縁結び)
→ 女性も課金しているため、活動へのコミットが強い。
→ 実際に会ってみても、結婚観が近いケースが多く効率的。
👉 つまり、料金構造そのものが出会いの真剣度に影響するという点を理解することが、アラフォー婚活では重要です。
アラフォー男性におすすめの戦略
基本軸
- ゼクシィ縁結び
男女とも課金しているため、活動温度感がそろっていて効率が良い。短期集中で結婚につなげたい男性には最適。 - Omiai
落ち着いた30〜40代が多く、本人確認が徹底されている。真剣度が高く、安全に活動できる。
ポイント
- 無駄打ちせず、少数精鋭のやり取りに絞る
- プロフィールでは「将来像」を具体的に提示し、信頼を得る
- 長いやり取りより、早めに会って相性確認を進める
👉 男性は「母数の多さよりも、同じ温度感の女性に会える場」を優先すべきです。
アラフォー女性におすすめの戦略
基本軸
- ゼクシィ縁結び
女性も有料なので、参加者の本気度が高い。特に「短期間で結婚を決めたい」女性には最適。 - Omiai(オミアイ)
結婚意識が高い男性が多く、相談所併用者もいる。誠実なやり取りを望む女性に向いている。
サブ活用
- Pairs(ペアーズ)
母数が圧倒的なので、まずは「比較対象を広げたい」「いろんな相手を見てみたい」というときに有効。ただし真剣度の幅が広いので、本命探しには向かない。
ポイント
- ペアーズは「経験値を積む場」、Omiai・ゼクシィ縁結びは「本命探しの場」と割り切る
- 写真とプロフィールを整え、真剣度の低い相手をフィルタリングする
- 返信が丁寧でプロフィールが充実している男性を優先する
👉 女性は「母数確保」と「真剣度確保」を役割分担して使い分けるのが効率的です。
婚活アプリと結婚相談所の使い分け
僕自身、アプリと相談所を併用して活動しました。両者には次の違いがあります。
婚活アプリ
- 費用:月額4,000〜5,000円程度(女性は無料または低額)
- 出会い:多いが真剣度に幅がある
- 活動:完全に自力
結婚相談所
- 費用:入会金+月額で数万円
- 出会い:少ないが全員「結婚前提」
- 活動:カウンセラーが伴走
👉 結論は、まずアプリで経験を積み、真剣度の高いアプリや相談所を組み合わせる二段構え。
➡ 関連記事:婚活アプリ vs 結婚相談所|アラフォーに本当に向いてるのはどっち?
要点まとめ(箇条書き)
- 婚活アプリは「料金設計」が真剣度を左右する
- 男女同額のゼクシィ縁結びは、双方のコミットが強く効率的
- 男性は「ゼクシィ縁結び+Omiai」で少数精鋭の活動が成果的
- 女性は「ゼクシィ縁結び+Omiai」を軸に、必要に応じてペアーズで母数確保
- 婚活相談所はアプリと対立ではなく「段階的併用」がベスト
まとめ
婚活アプリは一見似ていますが、男女の料金設計によって活動の温度感が大きく変わることが分かりました。
ただし、「お金を払っている=必ず本気」という単純な構図ではありません。人それぞれ事情や背景があり、無料でも誠実に活動している人もいます。
それでも、アラフォー世代になってくると、経済的にコミットできるかどうかが“結婚への姿勢”を測る一つの目安になることは確かです。
僕自身、ゼクシィ縁結びやOmiaiを軸に活動することで、効率よく結婚観の合う人と出会うことができました。
👉 婚活は短距離走ではなくマラソン。まずは使いやすいアプリから始め、真剣度の高い場や相談所を組み合わせながら、「お金だけでなく、自分と相手の本気度・価値観・歩調」を見極めることが大切だと思います。