「マッチングアプリや婚活パーティでは、なかなか結婚に本気の人と出会えない…」そんな悩みを抱えるアラフォー男女にとって、自治体主催の婚活イベントは有力な選択肢のひとつです。この記事では、実際に私が自治体婚活イベントに参加した体験をもとに、出会える人の特徴やメリット・デメリット、参加時の注意点を解説します。真剣な出会いを探している方にとって、役立つヒントが得られるはずです。
自治体主催の婚活イベントとは?
自治体主催の婚活イベントは、地方自治体や市町村が主体となって開催する出会いの場です。
主な特徴
- 参加費がリーズナブル(男性3,000〜5,000円、女性1,000〜3,000円が相場)
- 結婚を前提とした真剣な参加者が多い
- 地元に住む、価値観の近い人と出会える
- 行政の後援で安心感がある
私は「アプリやパーティより信頼できそう」という理由から参加しました。特にアラフォー世代になると、遊び目的の人に時間を奪われるのは大きなリスク。その点で、自治体婚活イベントは“結婚前提”の人が集まりやすいと感じます。
実際に参加してみた当日の流れ
私が参加したのは、某県の30代〜40代向け婚活イベント。参加者は男女それぞれ20名ほどでした。
イベントのスケジュール
- 開会&自治体担当者のあいさつ
- 1対1の自己紹介タイム(3〜5分ずつ全員と)
- グループワーク(地域クイズ・簡単なゲーム)
- フリータイム
- カップリング投票
- 結果発表・終了
特に印象的だったのは「グループワーク」。緊張しがちな場ですが、同じテーマに取り組むことで自然に会話が生まれ、プロフィールだけでは分からない人柄を知れるのが良かったです。
出会える人のリアルな特徴
1. 結婚に前向きな人が多い
アプリや街コンでは「とりあえず登録」「軽い気持ちで参加」という人も少なくありません。しかし、自治体イベントでは「本気で結婚相手を探している」という人が大半。実際、初対面の会話からも「結婚願望の強さ」が伝わってきました。
2. 地元志向の参加者
「地元に根ざして暮らしたい」「親の近くに住みたい」という人が多く、生活圏が近い相手と出会いやすいのも特徴です。アラフォー世代にとって、結婚後のライフスタイルや家族のサポートは大切な要素なので、価値観が合いやすいと感じました。
3. 年齢層はやや高め
私の参加回では、男性は30代後半〜40代前半が中心。女性は30代中盤〜後半が多く、落ち着いた雰囲気の人が目立ちました。遊び目的の若者層はほぼゼロだったのが安心材料です。
参加して感じたメリット
✅ 結婚に本気の人と出会える
何より大きなメリットはこれです。最初から「結婚を前提とした出会い」を求める人ばかりなので、交際につながれば結婚までのスピードも比較的早い印象です。
✅ 安心・安全の運営体制
身分証提示が必須で、トラブル防止のために自治体職員やスタッフがしっかり対応してくれる点も安心でした。
✅ 会話がしやすい工夫がある
ゲームやワークを通して交流できるため、「何を話せばいいかわからない…」という人でも自然に会話できます。
参加して感じたデメリット・課題
❌ 出会える人数が限られる
自治体主催イベントは「安心感」が魅力な一方で、参加人数は多くても30〜40人程度。アプリのように大量の候補者とやり取りできるわけではありません。選択肢の幅が狭い点はデメリットと言えるでしょう。
❌ エリアが限定される
基本的に同じ地域に住む人が集まるため、「もっと広いエリアで探したい」という人には不向きです。逆に「地元婚」を望む人にとってはメリットにもなります。
❌ 消極的な人が多いことも
「本気度は高いけれど、会話が苦手」「自分から積極的に話しかけられない」という人も一定数います。出会いの質は良いのですが、会話のリード力が必要とされる場面が多い印象でした。
よくある失敗パターン
1. 受け身のまま終わってしまう
自治体イベントは「自然と仲良くなれる仕組み」があるものの、受け身のままだと印象に残らず終わってしまいます。
2. プロフィールを軽視してしまう
アプリほど詳細にプロフィールが表示されないため、逆に自己紹介の数分がとても重要。ここで印象を残せないと、フリータイムで会話が続かないことも多いです。
3. カップリングに執着しすぎる
「マッチングしなかった=失敗」と思い込む人がいますが、実際はイベント後にLINE交換して関係が続くケースもあります。一度で成果を求めすぎないことが大切です。
失敗から学んだ改善策
✅ 自分から話しかける姿勢を持つ
特にフリータイムでは「話しかけられるのを待つ」のではなく、自分から声をかける意識が大切。小さな一歩が印象を大きく変えます。
✅ 自己紹介に“ひとことフック”を入れる
趣味や休日の過ごし方など、相手が質問しやすい話題を入れておくと会話が続きやすくなります。
例:「最近ゴルフを始めたばかりなので、教えてくれる人がいたら嬉しいです」
✅ カップリング後だけがゴールではない
「その場でマッチングしなかったからダメ」ではなく、連絡先を交換してからゆっくり関係を深める人も多いです。視野を広く持つことで、出会いのチャンスを逃さずに済みます。
自治体婚活イベントを活かす実践ステップ
ここからは、私が実際に参加して「こうすれば結果につながりやすい」と感じた具体的なステップをご紹介します。
ステップ1:プロフィールと第一印象を磨く
- 清潔感のある服装(スーツorきれいめカジュアル)
- 笑顔でアイコンタクトを意識
- 自己紹介の冒頭に「参加した理由」を簡潔に伝える
第一印象が良ければ、その後の会話がスムーズに進みやすくなります。
ステップ2:会話で“共感”を意識する
イベント中の会話は、ただ情報交換するだけでは印象に残りません。ポイントは 「共感を示す」 こと。
- 「私も同じです!」と共通点を見つけて会話を広げる
- 「そうなんですね、もっと教えてください」と相手に話させる
- 否定は避け、肯定から入る
会話のリズムが心地よければ、短時間でも「また話したい」と思ってもらえます。
ステップ3:イベント後のフォローを忘れない
自治体婚活は1回限りの場。その後につなげられるかどうかは、イベント終了後のフォローにかかっています。
- マッチングしなくても気になる相手には 「今日はありがとうございました!」 とLINEを送る
- お礼メッセージに「今日の会話の一部」を入れると、印象が強まる
- 早めに2回目のアプローチ(お茶やランチの提案)をする
私はこれを実践することで、実際に数人と継続的に会う関係を築けました。
要点まとめ(箇条書き)
- 自治体婚活イベントは 結婚に本気の人と出会える場
- メリットは「安心感」「真剣度の高さ」「会話の工夫」
- デメリットは「参加人数の少なさ」「エリアの限定」「消極的な参加者もいる」
- 失敗しやすいのは「受け身」「自己紹介軽視」「カップリング執着」
- 成功の鍵は 第一印象+共感+イベント後のフォロー
まとめ
自治体主催の婚活イベントは、マッチングアプリや街コンとは違い、結婚への本気度が高い人と出会いやすい場です。
確かに参加人数や地域の限定といったデメリットはありますが、安心感や相手の真剣度を重視する人には大きなメリットがあります。
婚活は一度で成果が出るものではありません。
ですが「第一印象を整える → 共感を意識した会話 → イベント後のフォロー」という流れを意識すれば、アラフォー世代でも着実に出会いを形にしていけると実感しました。
まずは一度、地元で開催されている自治体婚活イベントをチェックしてみることをおすすめします。
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