マッチング率が伸び悩む原因のひとつは、「趣味」の書き方です。定番ワードを並べても人柄は伝わりません。この記事では、アラフォー婚活の一次体験と市場データを踏まえ、「ウケ狙いが逆効果になる理由」と「共感・信頼につながる趣味の伝え方」を体系化。読むだけで、プロフィールの“伝わり方”が変わり、会話の始まり方も自然になります。アラフォーで婚活アプリ/相談所を利用中の方、これから整えたい方に。
なぜ「ウケが良い趣味」が逆効果になるのか
定番すぎて記憶に残らない
「旅行・映画・カフェ巡り」。印象は悪くないものの、婚活では見飽きられているのが事実。
同じワードが並ぶ画面で、相手は“違い”を瞬時に判断します。似たプロフィールが他に10件あれば、あなたの個性は埋もれ、既読スルーの確率が上がります。
例)筆者も「旅行・グルメ・映画」だけの頃は、マッチ後の会話が広がらず連絡終了が続出。質問されても具体的に語れず“薄い印象”で終わっていました。
本音が伝わらず「作った感じ」に見える
よくある趣味を箇条書きにするだけでは、
「本当に好き?流行に合わせて書いてない?」という違和感が生まれます。
アラフォー層ほど“中身”を見ます。人柄が想像できないと、慎重にスルーされがち。
趣味は「楽しさ」よりライフスタイルを映す
同じ「旅行」でも——
- バックパックで海外を巡る人 と、
- 毎年同じ温泉宿で寛ぐ人 は、価値観も休日の過ごし方も別人。
アラフォー婚活では、趣味=生活観・ペース・優先順位の手がかり。
“何が好きか”より“どう好きか”まで届く書き方が鍵です。
共感される趣味の書き方:3つの原則
1)具体的なエピソードを添える
一言で終わらせず、「いつ・どこで・誰と・どう感じたか」を最短2文で。
たとえば——
- ×:映画鑑賞が趣味です。
- ◎:平日の夜、Amazonプライムで邦画を1本観るのが癒やし。余韻が残る作品をメモして、週末に見返します。
──この“時間帯”“媒体”“行動”の3点が入るだけで、生活の輪郭が伝わります。
2)感情と五感を入れる
人は体験の温度に共感します。音・香り・色・手触りなどを一語でいいので添える。
- 例:週末の朝、挽きたての豆の香りで目が覚めます。静かなカフェで本を開くと気持ちが整う。
3)未来視点(ふたりの情景)につなげる
「一緒に過ごすイメージ」が湧くと、次の会話が始まります。
- 例:最近は道の駅めぐりにハマり中。ドライブしながら地元野菜を見つけるのが楽しみです。いつか一緒に遠出できたら嬉しいです。
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「なんとなく書いた趣味」が足を引っ張る:NGと改善
NG例①:「旅行・グルメ・映画鑑賞」だけ
問題点:個性が見えず、会話の入口が作れない。
改善:好み・頻度・こだわりを“あなたの言葉”で最短2文に。
- ◎:温泉地の小さな宿を探すのが好きです。人混みを避けて、湯上がりに縁側でぼんやりする時間が一番のリセット。
NG例②:「趣味は特にありません」
問題点:自分理解の浅さが伝わり、慎重に見られる。
改善:習慣=立派な趣味。小さなこだわりを可視化。
- ◎:朝は5分だけストレッチ、淹れたてのコーヒーで仕事モードに切り替えます。日常を丁寧に始めるのがマイルール。
POINT
“盛る”より“掘る”。頻度・道具・場所・時間帯のいずれかを1つ足すだけで一気に具体化します。
写真との相乗効果も忘れずに
文章だけ整えても、第一印象の大半を担うのは写真。
趣味の雰囲気と写真の“トーン”を合わせると、プロフィール全体の整合性が増します。
たとえば「静かなカフェ時間」を語るなら、自然光で柔らかい表情・余白のある背景が好相性です。

実践方法:3ステップで“伝わる趣味”に書き換える
ステップ1:現在の生活を棚卸し(5分でOK)
- 平日夜/週末朝/移動中の3スロットに分け、していることを箇条書き。
- その中から「続けている」「気持ちが整う」行動に○をつける。
- ○がついた行動の頻度・場所・道具を1つずつ追記。
例)「週末朝:近所を30分ランニング(お気に入りの川沿いコース、終わったら麦茶)」
──これだけで、**一文に変換できる“部品”**がそろいます。
ステップ2:核となるテーマを1〜2個に絞る
広げすぎると印象がぼやけます。まずは“らしさ”が最も出るテーマだけを採用。
- 例)「静かな時間を大切にする」「小さな達成感が好き」
この2軸に合わないネタは、今は書かない勇気を。
“深く”伝える方が、相手の記憶に残ります。
ここまでで、見せ方の骨格が整います。次は一文へ落とし込み、プロフィール全体の流れに馴染ませます。
ステップ3:一文化してプロフィール欄に組み込む
棚卸しで出た具体情報+感情表現+未来視点を組み合わせます。
- 例)
「週末の朝は、近所のカフェで豆を挽いてコーヒーを淹れるのが習慣です。静かな空間で本を読むと、気持ちが整い新しい週を迎える準備ができます。」 - 未来視点を足すなら:
「静かな空間で本を読むと気持ちが整います。今度、好きな本を交換しながら過ごせたら嬉しいです。」
POINT:プロフィール欄は1テーマにつき2〜3文。長すぎると読み飛ばされ、短すぎると情報不足になります。
ジャンル別・共感される趣味の「テンプレ表現集」
ジャンル | 表現例 |
---|---|
ドライブ | 週末は気分転換にドライブ。お気に入りのBGMを流しながら海沿いを走ると、心も頭もリセットされます。 |
カフェ巡り | 落ち着いた雰囲気のカフェで過ごすのが好き。最近は本を片手に静かな時間を楽しんでいます。 |
スポーツ観戦 | 友人とJリーグ観戦するのが恒例。ビール片手に応援する時間が最高のリフレッシュです。 |
読書 | エッセイや生き方に触れる本をよく読みます。読後に感想を語り合う時間も大切にしています。 |
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趣味は“人柄”と“未来”を伝える武器
婚活では、趣味は単なる余白埋めではなく、「価値観」「日常」「感性」を可視化する要素です。
書き方ひとつで、下記のような印象付けが可能になります。
- 一人時間の過ごし方 → 自立性・癒しタイプ
- 友人や家族との楽しみ方 → 社交性・バランス感覚
- 学びや探求心のある趣味 → 向上心・知的さ
例)「家庭菜園」→自然を大切にする/丁寧な暮らしを大切にする人、という印象を加点。
書き方に迷ったら「今の自分のリアル」を
背伸びや盛りは不要。
共感されるのは、日常の延長線上にある趣味や小さなこだわりです。
- 平日の夜、お風呂上がりにYouTubeで焚き火動画を観ながらリラックス
- 週末、新しい味噌汁の具を試して料理の幅を広げる
この一文だけで、「素敵な暮らしをしている人」という好印象に変わります。
まとめ:趣味は“盛る”より“伝える”
アラフォー婚活における趣味欄は、
あなたの内面と未来の生活が垣間見える窓口です。
- 具体的なエピソードを添える
- 感情やライフスタイルを描く
- 婚活の未来にリンクさせる
この3原則を押さえるだけで、“なんとなく”の趣味が共感と会話のきっかけに変わります。
プロフィールは“会う前の第一印象”。
小さなこだわりでも、丁寧に言葉にすることで
「話してみたい」「会ってみたい」と思われる確率は確実に上がります。