貯金がない自分に“婚活する資格”はあるのか?
「貯金、ほとんどないんです」
婚活を始めたいと言う男性から、よく聞く言葉だ。
仕事はちゃんとしている。
生活も自分なりにまわしてきた。
だけど、気づけば40代。
結婚なんてまだ先と思っていたら、あっという間に時間が過ぎていた。
「今さら婚活なんて、笑われるかもしれない」
「貯金もないし、相手からしたら“価値なし”に見えるんじゃないか」
そんなふうに思って、最初の一歩を踏み出せない。
でも、本当にそうだろうか?
🔹 貯金がない=即アウト、ではない
婚活市場では「年収」や「経済力」が話題にのぼることは確かに多い。
でも、それは“高年収じゃないと結婚できない”という話とはまったく違う。
実際のところ、「貯金がないから結婚できない」とは限らない。
むしろ問題は、「ないこと」より「そのままにしていること」だったりする。
相手が見ているのは、
今の貯金残高じゃなくて、
「この人と将来やっていけるか」
「一緒に安心して生活できるか」
つまり、“数字そのもの”よりも、将来のビジョンや日常の安定感のほうがずっと重要なんです。
🔹 貯金が少なくても「選ばれる人」はいる
この記事では、こんな悩みを持つ方に向けて書いています:
- 40代で婚活を考えているけど、貯金に自信がない
- 経済力を理由に、恋愛や結婚をあきらめかけている
- プロフィールに「お金のこと」をどう書いていいか分からない
ここで紹介するのは、
▶ 婚活市場での“経済力”の本当の意味
▶ プロフィールでの印象アップのコツ
▶ 金銭的に“選ばれている人”の考え方や行動
「貯金がないからダメ」じゃなく、
「だからこそ、どう見せて、どう変えていけるか」
その視点を持つことで、婚活は変わっていきます。
婚活市場で「貯金」はどう見られているのか?
婚活において「経済力」や「貯金額」は、プロフィールを開いた瞬間に目に入るポイントの一つだ。
じゃあ、貯金が少ないと“門前払い”なのか?
答えは、NO。
でも、「気にしない人なんていない」というのもまた事実。
🔸 気になるのは“金額”じゃなく“管理”
例えば、月収25万円で貯金が30万円。
「え、少なっ!」と思う人もいるかもしれない。
でも、その内訳や背景を知れば印象は変わる。
「ひとり暮らしで実家には仕送りもしてる」
「転職したばかりで、ようやく生活が安定してきた」
「昔、親の入院でまとまったお金を使った」
こんな事情が伝わるだけで、
“金遣いが荒い人”と“努力してる人”の差はハッキリ出る。
婚活で大事なのは、いくら持ってるかよりも、どう使ってきたかなんです。
🔸 女性がチェックしてるのは“お金の未来設計”
プロフィールを見た女性が本当に知りたいのは、
「この人と生活したら安心できるか?」という未来像。
つまり、いま貯金があっても、
・ギャンブルに使ってる
・衝動買いがやめられない
・借金の理由が不明瞭
こういう人は選ばれない。
逆に、
・家計をアプリで管理してる
・先取り貯金してる
・投資や保険の勉強をしてる
そんな人なら、いま貯金がなくても「この人とならやっていける」と思われる。
選ばれるのは、“今の残高”じゃなく“これからの計画”を持ってる人。
🔸 アラフォー男性の市場価値は「総合力」
40代の婚活では、年収や貯金は“数ある要素のひとつ”にすぎない。
✔ 清潔感
✔ 会話力
✔ 生活力
✔ 感情の安定性
✔ 共働きへの理解や柔軟性
こうした“人としての安心感”こそが、最終的な決め手になる。
実際、収入が平均より少なくても結婚できてる人は多い。
彼らに共通しているのは、「数字以外の魅力」をきちんと見せられていることだ。
プロフィールで「経済的不安」を正直に伝えるときのコツ
婚活プロフィールって、
ついつい“盛りたく”なるものだ。
とくに、収入や貯金に自信がないと、
・年収はぼかして「安定しています」
・貯金は触れずに「堅実に暮らしています」
みたいに、抽象的な表現でごまかしたくなる。
でもこれ、女性の目には“怪しい”と映る。
🟨 嘘はつかない。でも「戦略的に伝える」
大事なのは、“事実を伏せる”ことじゃなく、“誠実に言い換える”こと。
たとえば、こんなふうに伝えられる。 <div style=”background:#f3f8ff; padding:1em; border-left:5px solid #3a8ee6; margin-bottom:1em;”> 💬【NG例】<br> 「貯金はあまりありませんが、これから頑張ります」<br><br> 💡【OK例】<br> 「これまで家族の事情もあり貯蓄が少なめですが、現在は生活も安定し、毎月少しずつ計画的に貯め始めています」<br> </div>
違い、伝わるだろうか?
“お金がない”というネガティブだけを伝えると、「不安材料」に見える。
でも、“これまで”と“これから”をセットにすると、「ちゃんと向き合ってる人」に映る。
🟦 「お金より信頼」を築けるプロフィール構成
婚活市場では、「資産」より「姿勢」が問われる。
そのためには、次の3つを意識しよう。
✔ 1. 背景が伝わるように書く
「なぜ貯金が少ないのか」が伝われば、
一方的にマイナスとは見られない。
例:
「ひとりっ子で母の介護をしており、生活に余裕はありませんでしたが、今は落ち着き、少しずつ将来に備え始めています。」
✔ 2. 数字ではなく“習慣”を伝える
たとえ金額を書かなくても、
「管理している」「意識している」ことがわかれば十分。
例:
「支出はアプリで管理し、必要なときにすぐ相談できるよう保険やNISAの知識も勉強中です。」
✔ 3. 一緒に未来をつくる姿勢を見せる
貯金が少なくても、「この人となら何とかなるかも」と思われれば勝ち。
例:
「お金は十分とは言えませんが、必要な時に相談しながら一緒に考えていける関係を築きたいです。」
会話で「お金のこと」を話すとき、どう切り出す?
婚活って、どうしても“条件のマッチング”が前提になる。
でも実際は、収入や貯金のことをいきなりズバッと聞くのも話すのも、めちゃくちゃ気まずい。
じゃあどうすればいいのか?
結論から言うと、「お金そのもの」の話じゃなく、「価値観」の話から入るのが鉄則。
🟩 いきなり「年収」ではなく、「生活スタイル」を聞いてみる
たとえば、こんな会話の流れ。
💬「休日ってどんなふうに過ごすことが多いですか?」
↓
💬「あ、うちはわりと節約派で、家で映画観たり、近場の温泉とかが多いかもですね」
これ、ただの雑談に見えるかもしれないけど、
実はすでに**“お金の使い方”という価値観を共有している**。
💡 逆に話す側はどうすればいい?
自分から伝えるなら、こんな流れが自然。今は落ち着いたんで、毎月ちょっとずつ貯めるのが楽しみなんです」
この言い方には、
- 過去の事情(背景)
- 現在の状況(安定)
- 前向きな姿勢(希望)
この3つが自然に盛り込まれている。
そして大事なのは、お金の多寡よりも「一緒に乗り越える関係」が築けそうかどうかが伝わること。
🟦 「お金の価値観」がすれ違うと…
こんな例もある。
ある女性が、「年収600万円以上の人がいい」と書いていた。
でも実際に会ってみると、そこまで贅沢志向でもなかった。
よくよく話を聞くと「前の彼が生活力がなくて不安だったから」という理由だった。
つまり彼女が求めていたのは、“年収”じゃなくて“安心感”。
このズレって、プロフィールや最初の会話でちゃんと解消できる。
✅ ポイントは「感情」を伴った体験談
人は、数字じゃなく“ストーリー”に共感する。
だから、婚活の会話でお金の話をするなら、
- どんな時に困ったか
- どう乗り越えたか
- 今はどう感じているか
こういったことを、少しずつ開示していく。
その姿勢が、相手の警戒心をほどいてくれる。
🔻 最後に伝えたいこと:「誠実さ」と「これから」が見えるか
貯金が少ないこと自体は、けっして致命傷ではありません。
むしろ、そこに引け目を感じて縮こまってしまうことのほうが、婚活においては大きな損失です。
なぜなら——
✅「今の数字」より
✅「その背景」や
✅「これからの向き合い方」
……のほうが、よほど人柄や価値観が伝わるから。
婚活は、完璧な人間が勝つレースではない。
むしろ、自分の弱さや未熟さにも向き合いながら、「一緒に未来を築いていこう」とできる人こそ、選ばれる。
だからこそ、貯金がなくても、
「生活を見直しはじめた」
「このままじゃまずいと思って行動を変えた」
「将来に向けて勉強中」
そんな“これから”をちゃんと見せられる人は、ちゃんと婚活市場で評価されるんです。
🔸 自分の“これから”を言語化しておこう
最後に、次の問いを自分に投げかけてみてください:
- これまで貯金ができなかった理由は何だった?
- 今はどう生活を整えようとしている?
- 将来どんな暮らしを一緒に築きたいと思ってる?
この3つに、自分の言葉でちゃんと答えられるようになること。
それが、「貯金がなくても婚活できる人」になるための第一歩です。
そして最後に、これだけは伝えておきたい。
🔶「貯金がない自分には、婚活する資格がないのか?」
その問いの答えは、明確にNOです。
婚活に必要なのは、“今あるもの”の量じゃない。
「これからの人生を、誰かと一緒につくっていこう」という覚悟です。
確かに、貯金や年収は気になる要素かもしれない。
でも、結婚相手に求められているのは「完璧な経済状態」ではなく、
「不完全な状況に向き合い、一緒に乗り越えていける姿勢」。
それを見せられる人は、ちゃんと選ばれます。
たとえ今、預金通帳の残高が少なくても、
あなたの中に「未来を変えようとする意志」があるなら、それは立派な“婚活の資格”です。
🔸まとめ:貯金がなくても、あなたには「選ばれる理由」がある
・婚活で見られるのは“残高”より“将来への向き合い方”
・プロフィールでは、背景・習慣・未来の姿勢を丁寧に伝える
・会話では「お金」ではなく「価値観」の共有から始める
・ストーリーを通じて「信頼」を築くことが大切
お金の不安を隠すのではなく、
あなたの「これから」に共感してくれる人を探す。
それが、アラフォー婚活における本当の勝ち筋です。
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