マッチングアプリで、自分から必死に話題を振っても会話が盛り上がらない。いつも一問一答の「接待」のようなやり取りで終わってしまう。そんな悩みを抱えていませんか?その原因は、あなたのプロフィールが「丁寧すぎて、相手が質問する隙がない」ことにあります。
37歳、親同居。スペックは平均以下。そんな僕が逆転成婚できたのは、特別な話術があったからではありません。プロフィールに、相手が思わずツッコミたくなる「隙(フック)」を意図的に仕込んでいたからです。僕が辿り着いた全体戦略については「逆転の戦略のすべて」で解説していますが、今回はその中でも最も重要な「フックの作り方」を深掘りします。
1. 完璧なプロフィールは「会話」を殺す
多くの男性は、自分を「しっかりした、非のうちどころのない人間」に見せようとして、無難な趣味を並べがちです。しかし、女性の立場になって考えてみてください。
「趣味はカフェ巡りと映画鑑賞です。よろしくお願いします」というプロフィールを見て、何を質問しますか?「おすすめのカフェはどこですか?」「何の映画が好きですか?」……。これでは、何百人と繰り返してきたテンプレの会話にしかなりません。女性側も、そんなやり取りには飽き飽きしています。
1枚目の写真で「この人といたら楽しそう」という予感(詳細は「看板写真の正解」を参照)を与えたら、次にすべきは、相手に質問の主導権を渡すための「隙」を見せることです。
2. 特別な経験は不要。「日常」をフックに変える3つの技術
「自分には面白いネタなんてない」と思う必要はありません。フックは、日常の些細な「偏り」や「失敗」から作れます。以下の3つのパターンを参考にしてください。
① 趣味を「変態的」に具体化する
「コーヒーが好き」をフックにするなら、ここまで絞り込みます。
「毎朝、豆を挽く音の違いでその日の湿度を当てるのが日課です(今のところ正解率30%)」
ここまで書けば、相手は「え、湿度わかるんですか?笑」とツッコミやすくなります。万人受けを狙わず、あえて「偏ったこだわり」を晒すのがコツです。
② 「愛嬌のある自立」を見せる
親同居という条件があるからこそ、自立しようとしている姿勢を「少しの失敗」と共に伝えると好感度に繋がります。以前解説した写真の重要性と同様、文章でも「親しみやすさ」が鍵となります。
「最近は自炊を覚えるために奮闘中ですが、初めて作った味噌汁がなぜかお椀20杯ほど出来上がってしまい、3日間味噌汁パーティーをしました」
こうした「クスッとする失敗」は、女性に「この人なら緊張せずに話せそう」という安心感を与えます。立派な人間であろうとするより、こうした平和な失敗を選びましょう。
③ 外見や仕事との「ギャップ」を突く
「IT企業で数字ばかり見ていますが、週末は電波の届かない山で焚き火を眺めて無心になっています」といった、イメージとのズレは強力なフックになります。ギャップはそのまま「もっと知りたい」という興味に変わります。
3. 凡人がフックを捻り出す「棚卸しワーク」
フックが見つからない人は、以下の質問に答えてみてください。格好を付ける必要はありません。
- 他人が「どうでもいい」と思うことに、自分だけがこだわっていることは?
- 最近、自分の不器用さに「自分らしいな」と笑ってしまった出来事は?
- 初対面の人に「意外ですね」と言われる自分の特徴は?
この答えを、プロフィールの一行に加えるだけでいいのです。プロフィールの全体構成については、「低スペックを武器に変える自己紹介文」で解説した通り、不要な情報を削ぎ落とすことで、これらのフックはより際立ちます。
4. 条件の壁を「興味」で飛び越える
親同居や平均以下のスペック。これらは隠すべきではありませんが、単体で載せると「重い印象」を与えます。しかし、すぐ近くに魅力的なフックがあれば、女性の意識は「条件」から「人柄」へと移ります。
「この人、親と同居してるんだ(懸念)」よりも「でも、このこだわりは面白いな(興味)」が上回ったとき、条件の壁は消失します。清潔感という最低限の土俵作り(最短ルートの清潔感)も、すべてはこの「人間味のあるフック」を魅力的に見せるための準備に過ぎません。
5. まとめ:相手に「ツッコミ」をプレゼントする
プロフィールは、自分を誇示するための場所ではなく、相手が「話しやすい入り口」を作る場所です。あなたが差し出した「隙」こそが、相手にとっての最高の会話のきっかけになります。
今日から、あなたのプロフィールに一つだけ、愛すべき「隙」を仕込んでみてください。それだけで、明日届くメッセージの質が、劇的に変わるはずです。

